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誰でも簡単にPrimer設計!への道 ~QuickPrimerのTandem機能について~

こんにちは。タノです。
昨日のブログでは、弊社で作成した“QuickPrimer”の1つ目の機能であるTarget機能について紹介させていただきました。
本日は、2つ目の機能であるTandem機能について紹介します。よろしくお願いします。


あるゲノムの広範囲(数kb)に渡るTarget領域を網羅的にシーケンシングする場合を考えます。
数kbを超えるTarget領域を網羅的にシーケンシングする場合には、絵のように複数のprimerを使用する必要があります。さらに個々のprimerのTarget領域同士を重ねるように設計 (Tandem)することで、網羅的なシーケンシングの信頼度が上がります。

“QuickPrimer”では、Tandemにprimerを設計することが可能です。

Tandem用のprimer設計は、設定画面でTarget領域の位置とprimerのTarget領域同士が重なる領域の長さ(overlapの長さ)を設定するだけです。
ヒトゲノムのように大きなゲノムをシーケンシングする際などにとても有効です。