アメリエフの技術ブログ

Amelieff Staff Blog

遺伝子解析は、過去にも光を当てるのだ!

もう1週間前にもなりますが、yahooニュースに気になる記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110803-00000066-reu-int

欧州男性の半数がツタンカーメンと同じ遺伝子ルーツ。

エジプト好きの私には、たまらない記事です。

こちらの記事にもありますiGENEAでは、ツタンカーメンとその父(アクエンアテン)と祖父(アメンホテプ3世)のミイラを用いて“DNA鑑定”を行ったそうです。

その際に比較対象となったのが、Y染色体。その結果ツタンカーメン一族は、“R1b1a2”という遺伝子分類に属する事がわかったそうです。
このR1b1a2は、欧州男性(特に西側)の50%以上が属するグループなんだとか。(詳細はコチラ)

大昔のエジプト人が、北へ移動し、ツタンカーメンの血筋は今もなお継承されていることが分かります(究極を言えば、皆家族)。

昔は、ツタンカーメンの死因は“ツタンカーメン暗殺説”が有望でしたが、それもX線調査や今回の様な遺伝子解析により、暗殺説は今や蚊帳の外です。

よくテレビなどで特集されるエジプトの物語は、あくまで推測だと考えます。しかし遺伝子解析という新しい技術が加わる事で、過去の真実が明らかになっていきます。

過去に光を!