アメリエフの技術ブログ

Amelieff Staff Blog

免疫不全ブタ

tokunagaです。

今日はyahooニュースで気になる記事を見つけたのでのご紹介したいと思います。

生物研など、「免疫不全ブタ」開発で臓器再生などに用いるヒト化ブタに進展

マウスでは免疫関連遺伝子をKOして作成された「免疫不全マウス」がヒトの疾患モデルとして使われているとはよく聞きますが、ブタでも開発されていたんですね!
一時前にブタの臓器がヒトへの移植に適しているという話を聞いてはおりましたが、あれから研究は着々と進んでいたんですね・・・
獲得免疫の因子を失った哺乳類は非常に抵抗力が弱くなるというのは聞いていたので、マウス以外の動物、しかも体が大きい動物で開発されたことに驚きました。そして免疫系においてIL2rgはかなり重要な働きをしていることを改めて知りました。たった一つのサイトカインの働きを失うだけでも致命的になるのですね。
しかし、やはり哺乳類なので獲得免疫の機能がなくては長生きは出来ないようです。

近い将来ヒト化されたブタが開発され、再生医療に用いられる・・・ちょっと不思議な感じがします!