アメリエフの技術ブログ

Amelieff Staff Blog

Pythonでグラフを書こう その2

Pythonでグラフを書こう、の第2回です。
前回の記事では、グラフの描画パッケージであるmatplotlibのインストールを行いました。今回は、簡単なグラフを書いてみたいと思います。

matplotlibのウェブサイトには豊富なexampleが表示されていまして、任意のグラフをクリックするとそのソースが表示されます。それを、そのままコピー&ペーストするだけでグラフを書くことができます。それでは、Pie and polar charts の左側のグラフをクリックしてみましょう。するとそのグラフのページが開きます。このページの下方にソースが書かれていますので、それをそのままコピー&ペーストして、pie_chart.pyとして保存し、自分の環境(ここではCentOS)で実行してみましょう。

$ python pie_chart.py

GUIのデスクトップ上で実行した場合は、そのまま下記のような円グラフが表示されたと思います。
 

f:id:kubo-m:20190723205441p:plain

 

しかし、コマンドラインのみの環境(外部からssh等で接続している場合等)では、実行してもエラーになります。デスクトップ上に出力できないためです。そこで以下のソースを追記することで、グラフの出力先をファイルに変更することができます。

【プログラムの先頭に以下の2行追記】
import matplotlib
matplotlib.use('Agg')

【プログラムの最後に以下の1行追記】
plt.savefig("hoge.png")


この内容で実行すると、PNGフォーマットでグラフを保存できます。
このプログラムの詳細については、次回お話したいと思います。