GWAS解析ソフト「PLINK」のWindows版ラッパーソフトである「QuickGWAS Academic」がバージョンアップされました。
PLINKは、SNP解析、GWAS解析、ハプロタイプ解析、連鎖解析、層別化解析などなど、各種のSNPをベースとした遺伝統計解析ができるオープンソースソフトウェアです。
ただ、コマンドライン操作が基本になるので、一般的な実験研究者にとっては少々敷居の高いソフトウェアでもあります。
そこで開発したのが、Windows上で直感的にマウス操作でPLINKの操作(GWASなど)とプロット作成が行える「QuickGWAS」です。
2010年末にバージョン1.0が公開されていましたが、今回はバージョンが1.2.2まで上がり、マルチスレッド化、処理時間の表示、細かなバグ修正などが行われています。
基本機能としては前バージョンの1.1.0から変わりはありませんが、使いやすさは向上していますので、全ユーザー様にバージョンアップをオススメいたします。
図1.GWAS画面
図2.プロット画面(マンハッタンプロットとQ-Qプロット)