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英語多読

比較的新しい英語学習法である「多読」は、好きな洋書をただただ大量に読むという学習法です。まず英語圏の児童用絵本から読み始めて、頭の中で日本語に訳さずに読めるようになったら、段階的にレベルを上げていきます。わからない単語や言い回しがあっても、辞書はなるべく引かず、物語の流れから推測します。

読了単語総数が100万語を超えると、何かが変わるそうです(笑)。

私は学生時代に、多読に十分な時間が取れる環境があったので、高校生の歳にハリーポッターのような子供向けの洋書を読めるようになりました。そうなるとすぐに100万語に到達します。その頃の実感としては、英文長文に対する心構えというかハードルが低くなったような気がします。

夏目漱石も多読を勧めていたようです。「ある程度英語を修めたら辞書を引かないで英書を多く読むのがよい」というようなことを著書で述べています。作家になる前は英語教師であったそうなので、教師として思うところがあったのでしょうか。

研究者の方であれば、日ごろから多くの論文を読んでいらっしゃると思うので、優に100万語を越えられているかと思います。ご自身の専門に関連した話題を、英語でディスカッションすることも難しくないのではないでしょうか。専門分野以外の英語の守備範囲を広げたいということであれば、気分転換がてら小説などの洋書に触れてみるのもいいかもしれません。