アメリエフの技術ブログ

Amelieff Staff Blog

ハエの話

以前も書きましたが、大学の卒論テーマがショウジョウバエだったhatです。

最近、ショウジョウバエを扱ったご経験のある先生とお話しする機会があり
「ハエは吸虫管(ストローのような器具)で吸って移動させる」
「エサを作ったり瓶を洗ったりするのも当時は自分たちでやっていた
(今は業者さんに頼むことも多いとか)」
などの、興味のない方には全くおもしろくないであろう
「ショウジョウバエあるあるネタ」で盛り上がり、とても懐かしかったです。

私が卒論で扱ったのは、キイロショウジョウバエ(D. melanogaster)の
亜種である、オナジショウジョウバエ(D. simulans)と
モーリシャスショウジョウバエ(D. mauritiana)というハエでした。

オナジショウジョウバエは国内でも採集されますが、
モーリシャスショウジョウバエはインド洋の島国、モーリシャスで
捕れたハエだそうです。
島という物理的に隔離された環境で進化したため、他の亜種と交尾しづらくなっていたり、交尾しても子供が育たなくなったりしています。

卒論に向けて実験を追い込む中、どんなところかもしらないまま
「遠いモーリシャスに行ってのんびりバカンスしたいなあ」とぼんやり
妄想していたのを思い出します。
調べてみたところ、モーリシャスは海の綺麗なリゾート地だそうです。
一生のうち一度はモーリシャスに行ってみたいです。そしてハエを見つけて、「本場のD. mauritianaだ!」と悦に入ってみたいです。