こんにちは、受託コンサルティングチームのiijm_lです🐰
WindowsでLinux環境を構築したい!ドライ解析を始める前にちょっと手元のPCでお試し解析してみたい!という方必見の、
WSL2(Windows Subsystem for Linux version 2)
を活用した環境構築についてご紹介します。
なぜわざわざWindowsでLinux?
ドライ解析あるあるですが、「Linuxの環境がないと何も始まらん」という局面は何度も訪れます。 バイオインフォマティス解析ツールは、Linuxでのインストール方法は書かれているものの、Windowsに対応しているソフトウェアはそう多くありません。
でもメインマシンはWindows。そんな時は、WSL2を入れましょう。

検証環境
OS:Microsoft Windows 10 Pro
インストール手順
まずは、Windows PCでPowerShellを起動します。 開く際は、「管理者として実行する」から開くことを忘れずに。 ※ この後の作業は、PCの管理者権限が必要です。

PowerShellを起動すると、以下のように表示されます。
Windows PowerShell Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved. 新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6 PS C:\WINDOWS\system32>
インストールできるディストリビューションの一覧を表示します。
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list --online インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。 'wsl --install -d <Distro>' を使用してインストールします。 NAME FRIENDLY NAME Ubuntu Ubuntu Debian Debian GNU/Linux kali-linux Kali Linux Rolling Ubuntu-18.04 Ubuntu 18.04 LTS Ubuntu-20.04 Ubuntu 20.04 LTS Ubuntu-22.04 Ubuntu 22.04 LTS Ubuntu-24.04 Ubuntu 24.04 LTS OracleLinux_7_9 Oracle Linux 7.9 OracleLinux_8_10 Oracle Linux 8.10 OracleLinux_9_5 Oracle Linux 9.5 openSUSE-Leap-15.6 openSUSE Leap 15.6 SUSE-Linux-Enterprise-15-SP6 SUSE Linux Enterprise 15 SP6 openSUSE-Tumbleweed openSUSE Tumbleweed PS C:\WINDOWS\system32>
たくさんのLinuxディストリビューション(Linuxの種類のこと)が表示されて、「どれを選んだらいいの?」と迷ってしまいますね。 迷ったら「Ubuntu」を選べば間違いありません。
今回はUbuntuを指定して入れます。指定する際は-dを使用します。
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --install -d Ubuntu
インストールは、30秒ほどで完了します。 インストールが完了すると、以下のように出力されます。
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --install -d Ubuntu インストール中: Ubuntu Ubuntu はインストールされました。 Ubuntu を起動しています...
その後、別ウィンドウでUbuntuのターミナルが開きました。

インストールされたWSLのバージョンを確認してください。
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list --verbose NAME STATE VERSION * Ubuntu Running 1
もしversionが1になってたら、以下のコマンドで2に変えます。(WSL1の時代は終わりました。)
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --set-version Ubuntu 2 変換中です。この処理には数分かかることがあります... WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください WSL 2 を実行するには、カーネル コンポーネントの更新が必要です。詳細については https://aka.ms/wsl2kernel を参照してください
初回起動時の儀式(ユーザー作成)
Ubuntuが起動したら、ターミナル上でこう聞かれます。
Enter new UNIX username:
ご自身のお名前など、好きなユーザー名でOKです。
次にパスワードを聞かれますが、癖のあるやつを推測されにくいパスワードを設定してください。
ここまでで設定は全て終了です。 Windows上で、Ubuntuが使えるようになりました。
Installing, this may take a few minutes... Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username. For more information visit: https://aka.ms/wslusers Enter new UNIX username: amelieff New password: Retype new password: passwd: password updated successfully Installation successful! Linux 用 Windows サブシステムが Microsoft Store で入手可能になりました。 'wsl.exe --update' を実行するか、https://aka.ms/wslstorepage にアクセスしてアップグレードできます Microsoft Store から WSL をインストールすると、最新の WSL 更新がより速く提供されます。 詳細については、https://aka.ms/wslstoreinfo をご覧ください。 To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>". See "man sudo_root" for details. Welcome to Ubuntu 24.04.1 LTS (GNU/Linux 4.4.0-19041-Microsoft x86_64) * Documentation: https://help.ubuntu.com * Management: https://landscape.canonical.com * Support: https://ubuntu.com/pro System information as of Mon Aug 4 09:47:50 JST 2025 System load: 0.52 Usage of /home: unknown Memory usage: 34% Swap usage: 0% Processes: 8 Users logged in: 0 IPv4 address for wifi0: 192.168.0.10 IPv6 address for wifi0: 240b:12:bc1:d700:f182:a47d:aef1:4a86 IPv6 address for wifi0: 240b:12:bc1:d700:bd:f7b1:9622:7f97 This message is shown once a day. To disable it please create the /home/amelieff/.hushlogin file. amelieff@LAPTOP-2CEE9UBG:~$
WindowsとLinuxの共生空間
WSL2 では Windows のファイルシステムが /mnt/c/ 以下に自動マウントされます。
逆に、WSL内のファイルを Windows 側で直接開くことも可能です。
以下のコマンドでは、デスクトップにあるファイルのリストが表示されるはずです。
# <yourusername> にはご自身のWindowsでのアカウント名が入ります。 ls /mnt/c/Users/<yourusername>/Desktop
まとめ
wsl --install で世界を変えよう。
あなたのWindowsは、もうただのWindowsではない。
よきWSLifeを。
お試し環境が作れた!でも実データ解析にはスペックが足りない!と感じる方は、ぜひアメリエフへお声がけください。 お客様の解析要件に合った解析PC・サーバーをご提案させていただきます。
