皆様お疲れ様です、アメリエフ解析チームのkutsuyでございます。
今回は前回に引き続き技術書レビューということで、主に R 関連の書籍をご紹介します。
その前に「プログラミング学習は手を動かしてなんぼ」みたいな意見を聞いたことはありませんか?
これについては「絶対に正解」だと思っています。実際にコマンドを打つ練習をしないとプログラミングできるようにはなりません。
技術書にはたくさんのコマンドが記述されていますが、実際に手元の環境でぜひコマンドを実行してください。
ついでに「コマンドはコピペではなくキーボードで一つ一つ文字を打つべし」という意見もあります。
こちらは「半分正解」かなと個人的には感じています。
タイピングが苦手な方は学習のスピードが遅れるわけですが、それよりもコピペでサクサク進めて、
一通り書籍の全体像を把握する、コマンド実行の成功を体験することが有意義な場合もあるかと思います。
ご自身に合った方法でぜひ書籍の最後まで読み進めてみてください。
あと、前置きが長くて恐縮ですが、学習の媒体として「動画 or 書籍」の論争があります。
これも個人の自由だと思いますが、私はだんぜん書籍派です。
プログラミング学習サイトも然りでして、動画が多いコンテンツよりスクロールで読みたいです。
動画のペースに合わせてコマンドを打ったり巻き戻したりするのが自分には合っていないので、
自分のペースでゆっくり読み進める方が自分には合っていることに気づきました。
ただいい感じの動画もたくさんあるので、完全に自分の好みで決めてよいと思っています。
それではいってみましょう。

R 編
・RStudioではじめるRプログラミング入門(オライリージャパン社)
【コメント】 こちらは R 初学者の方におススメです。実際にいくつかの簡単なプロジェクトを通じて R プログラミングを学習できます。 統計などの小難しい話はほとんどなく、「プログラムが動く」ことを体感しやすい内容となっています。 ボリュームもそれほどなく、初めに手に取る書籍としてはとても良い本だと感じています。
・Rクックブック 第2版(オライリージャパン社)
【コメント】 こちらは R 中級者の方におススメです。プログラミングで直前しそうな問題について解決コマンド(レシピ)を紹介しています。 実務に応用できる情報が満載でして、実際に日々の作業が効率化したような気がします。 バイオインフォマティクスにおいても使える Tips が多く紹介されているので一見の価値ありです。
・Rユーザのための RStudio[実践]入門(技術評論社)
【コメント】 「宇宙本」と呼ばれる有名な書籍です。特に tidyverse パッケージに焦点を当てた内容となっています。 ある程度プログラミング出来る方はプログラムの可読性・再現性・拡張性について検討することになります。 比較的新しい概念の tidyverse パッケージではこれらの可能性の幅を広げることが出来ます。 私も勉強中ですので、 tidyverse パッケージについてはまたどこかで詳しく記事を書きたいと考えています。
・Rではじめるデータサイエンス 第2版(オライリージャパン社)
【コメント】 こちらは R 中級者以上の方におススメです。現在、この書籍を途中まで読み進めました。 テストデータを使用してデータサイエンスに必要な作業を順番に説明する流れとなっています。 特に、「この図から何が言えるか」「欠損値が全体に与える影響は」など、結果の解釈について触れているところが特徴です。 専門的な内容も含まれているので難易度は高めですが、理解した後は適切なデータ解析が出来るようになると思います。
番外編
・リーダブルコード―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック(オライリージャパン社)
【コメント】 番外編として挙げておりますが、こちらは有名な書籍でして、自信をもっておススメできる良本です。 バイオインフォマティクスも然りですが、大規模な解析はチームで進めることが良くあります。 自分が書いたコードが他のメンバーにもわかりやすいか、将来の自分が見ても意図がわかるかなど、 実例を踏まえて丁寧に解説されています。 発行から10年以上経っていますが、IT会社の研修などにも使用されている参考書です。 美しいコードは正義ですね。
今回は R 関連の書籍についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。 R はバイオインフォマティクス業界では第一選択肢となり得るプログラミング言語ですが、 他の業界で汎用的に使われる言語ではないかもしれません。 Python でも R でも良いと思いますが、プログラミングの考え方はおよそ似ていますので、 一つの言語を詳しく掘り下げて自分の能力とすることが良いのかと思っています。
私はこれからも学習を進めて参りますので、皆様も一緒に頑張っていきましょう。 技術書はそう安くはないので電子書籍の課金の音には気付かないふりをしております。 子供のころ親から図書券をもらった時に現金がいいと思いましたが、今は図書券が欲しいです(ビール券でも可)。
それではまたどこかでお会いしましょう。皆様ごきげんよう。