2012年1月10日(米国現地時間)、Life Technologies社がIon Protonシーケンサの先行受注を開始しました。
「1日と1000ドルでヒトゲノム解読を実現するシーケンサ」の登場です。
PGM(Ion Personal Genome Machine)の半導体シーケンシング技術を基盤としています。
すでに、ベイラー医科大学、イエール大学医学部、およびBroad Instituteの導入が決定しているそうですよ。
2種類のチップが、紹介されていました。
1. Ion Proton I Chip
ヒトエクソーム2人分、10Gbase/ラン、1000ドル/ラン
2. Ion Proton II Chip
ヒトゲノム1人分、100Gbase/ラン、1000ドル/ラン
スループットと費用は予定の段階だそうですが、短期間に低価格でスケールアップを実現するポテンシャルの高さは、半導体シーケンシング技術ならではということになるのでしょうか。
気になる価格ですが、下記のとおりです。
シーケンサ本体のみ: 149,000ドル
シーケンサ本体+サーバー+その他システム: 244,000ドル
プレスリリースはこちらです。
http://www.lifetechnologies.com/us/en/home/about-us/news-gallery/press-releases/2012/life-techologies-itroduces-the-bechtop-io-proto.html
日経バイオテクに、日本語の記事があります。
https://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/ab0a/115203/
日本では、今年の秋にリリースされるそうですよ!
シーケンサ本体+サーバー+テンプレート調製自動システムIon OneTouch システム :3360万
詳細はこちらです。
http://www.appliedbiosystems.jp/website/jp/product/modelpage.jsp?BUCD=138106&PLCD=138105&MODELCD=142136