Rのplot
関数などで散布図のようなグラフを作図するとき、pch
というオプションで点の形や塗りつぶしの有無を指定することができます。
たとえばテストデータBOD
で適当に作った散布図のpchを変えてみましょう。
- 何も指定しない(デフォルト:
pch=1
)
plot(BOD$Time, BOD$demand)
- pch = 2
を指定する
plot(BOD$Time, BOD$demand, pch=2)
- pch = 19
を指定する
plot(BOD$Time, BOD$demand, pch=19)
pch = 21
を指定する …あれ?番号が違うはずなのに、pch=1
とマーカーの見分けがつかない。
pchの21~25までは、それぞれ1,0,5,2,6とマーカーの見た目が似ています。違いは、各マーカーがグラフの背景色を透過するかどうかにあります。
col
で境界(border)、bg
でマーカー背景の色を指定した場合比べてみましょう。
1~20まではマーカーがグラフの背景色を透過していますが、21以降は、マーカー独自の背景色を設定することができます。
時々聞かれるので改めてまとめてみました。
ちなみにpchはpoint characterの略らしいですよ。