はじめに
みなさんこんにちは。 腰痛がひどいmisawatです。
今回は、会社内の見かけ上の役職が高いからこそできる暴挙試みとして、
アメリエフへ相談が入ってから見積書を発行するまでの内部事情を公開します。
すべての企業(データ解析みたいなオーダーメイド性の高い商材は特に)に共通して言える話だと思いますが、本当は見積発行に料金を課したいくらいの手間がかかっています。 しかしながら、なかなかそんなわけにもいかないのが企業の辛いところです。。。
そこで、10年もの経験値があるアメリエフが発行する見積書の凄さと、発行までに一体どんなことを気にして、どれだけ気を使っているのかという内情をご紹介します。
アメリエフの見積のここがすごい
- 顧客窓口に技術部のバイオインフォマティシャンが立っている。
→ 顧客要望を理解し、作業工程が即座にイメージできる。特に、アメリエフには名だたるアカデミアおよび企業の研究者からご相談いただくことも多いので、そういった天才級の方々と研究内容についてお話ができるスーパー人材が頑張ってくれています。
- 仕様書作成のために、無償で技術調査を行っている。
→ 流れの早いバイオインフォ業界なので、最新の解析ツールや解析手法を要求されることもある。その際にいち早く論文やアルゴリズムの調査を行い、アメリエフで実施可能かどうかを見極めるスーパー人材が頑張ってくれています。
- 顧客ヒアリングの一言一言を精査し、満足度100%が達成できるような仕様を提出している。
→ 「顧客が求めていることはなんなのか」を限界まで考えぬき、ときには対案まで準備する。多種多様なニーズを仕様に落とし込む事のできるスーパー人材が頑張ってくれています。
見積書の発行まで
登場人物
- 案件担当者:解析の相談を受け付ける人 or 営業担当の社員。知識レパートリーが多い社員が担当する。
- 製品担当者:各製品ごとのプロフェッショナル、技術部のベテラン社員が多い。
- 製品責任者:仕様書を確認し、プロジェクトとして進めていいかどうか判断する人。
- 営業事務:案件担当者から見積作成依頼を受け取り、見積書の発行にあたって必要な情報の過不足や不備が無いかを確認し、顧客へ提出して良い見積書を仕上げる。
- CTO:見積書を承認する人。
- CEO:アドバイザーっぽい人。
登場する用語
- 議事録:顧客ヒアリングおよび案件担当者の所感が記されたメモ。内部資料。
- 仕様書:解析・開発の方針及び納品物等が示された書類。顧客へ提出する。
- 価格表:各サービス内容および工程にかかる金額が記載されたもの。超社外秘。
- 見積書:仕様書と価格表を照らし合わせ、「このサービス内容で料金は○○円です!」という集大成の書類。顧客へ提出する。
決まりごと
- 見積書と仕様書は同時に提出する
- 原価率の高い案件や既存サービスからの逸脱が激しい場合は、必要に応じてCEOに相談
- 案件は必ずツーマンセル以上のチームであたる(それだけのリソースを確保して受注する)
アメリエフ視点の商談のながれ(一例)
- 相談が入る。
- 相談内容及びリソースを鑑みて、案件担当者が割り振られる。
- 案件担当者が顧客ヒアリングを実施し、議事録を作成する。
- 案件担当者は議事録をもとに、仕様書のドラフトを作成し、製品担当者に回す。
- 製品担当者は過去案件を参照、必要に応じて追加調査を行い、顧客要望を満たし、実現可能な仕様を作成する。
- 製品責任者は出来上がった仕様書を確認し、議事録との齟齬を確認し、必要に応じて追加ヒアリングの指示を出す。
- 仕様書の承認が取れたら、案件担当者は仕様書と価格表を照らし合わせ、見積書のドラフトを作成する。この時、顧客の予算感との乖離が大きい場合は適時、顧客と連絡をとり、サービス内容を調整する。
- 見積書のドラフトが作成できたら営業事務へ見積作成依頼を行う。
- 営業事務は、各種確認作業を行いながら見積書を完成させる。
- CTO(&CEO)は見積書を確認し、会社として受注してよいかどうかを判断し、承認する。
- 案件担当者は承認済みの見積書を顧客に提出する。
最後に
いかがだったでしょうか。
見積書を一枚発行するまでに、どれだけの作業工程と多重チェックが行われているか伝わりましたでしょうか。
見積書ををお受け取りいただいたことのある方、その見積書はこれだけの人間があなたの事だけを考えて作成した共同ラブレターです。
ぜひ、お返事ください!