皆様こんにちは。
今回はCentOSの64bit版でPythonをupgradeする方法をご紹介いたします。
現行のPythonには大きく分けて 2.x と 3.x の二つのバージョンがあります。当然3.xの方が新しいのですが、2.xへの後方互換性に乏しい面があり、当面は2.xが主流です。
現行の2.xの最新版は2.7.3になっています。ところがCentOS上でyum updateしても2.6.6のままになります。2.7以降で便利な機能が追加されていることもあり、出来れば2.7.3にしたいものです。
そこで、2.7.3へ手動upgradeをしてみたいと思います。
まず、Python2.7.3を落としてきます。
$ wget http://www.python.org/ftp/python/2.7.3/Python-2.7.3.tgz
解凍して、作成されたPythonディレクトリに移動します。
$tar zxvf Python-2.7.3.tgz
$ cd Python-2.7.3
configureをします。この時に --enable-shared をつけるようにしてください。
$ ./configure --enable-shared
あとは、make と make install になります。
$ make
# make install
makeが成功したら、さらにlib64へlibpythonのリンクを張る必要があります。
# ln -s /usr/local/lib/libpython2.7.so.1.0 /lib64/
以上で最新版のPythonが利用できるようになります。
次回はここにNumpyを入れていきたいと思います。