hatです。
先日、インフルエンザの予防接種を受けてきました。
今年のワクチンには以下の3株が入っているそうです。
一番上のH1N1は2009年にパンデミック(世界的な大流行)を引き起こした株です。
・A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)
・A/ビクトリア/361/2011(H3N2)
・B/ウィスコンシン/1/2010
気を付けたいのは、あくまでも予防接種は「感染した時に症状が軽く済む」ためのもので、「感染を防ぐ」ものではない点です。
数年前、軽い風邪だと思って普通に出勤してインフルエンザをばらまいてしまったことがありました。
気を付けたいと思います。
インフルエンザねたということで、Cleveland Clinic Journal Medicine最新号に載っていた以下の記事をご紹介します。
Jin XW, Mossad SB.
2012-2013 Influenza update: Hitting a rapidly moving target.
Cleve Clin J Med. 2012 Nov;79(11):777-84. doi: 10.3949/ccjm.79a.12151.
豚インフルエンザウイルス(H3N2v)や鳥インフルエンザウイルス(H5N1)がパンデミックを引き起こす可能性があることが前から言われています。
また、オセルタミビル(商品名:タミフル)に耐性のあるH1N1株がオーストラリアで見つかっており、早急にオセルタミビル耐性株に対する新しい薬が求められている状況です。
ちなみに、ザナミビル(商品名:リレンザ)は比較的、耐性株ができにくいらしいです。
これらのうち、今年のワクチンが効くのはH1N1だけで、H3N2vやH5N1には効かないそうです。
ということは、結局は日々の手洗いうがいや体調管理が大事で、予防接種を受けたからと言って安心せず、かかったかなと思ったらすぐ病院へ行ったほうがいいということだと思います。
みなさま体に気を付けて寒い冬を乗り切りましょう!