アメリエフの技術ブログ

Amelieff Staff Blog

宇宙物理からバイオインフォマティクスへ

こんにちは。hr-kです。今回は私の博士課程時代の専門である宇宙物理とアメリエフで取り扱っているバイオインフォマティクスの分野についてプログラミングの観点から少しお話ししたいと思います。

「宇宙物理とバイオインフォマティクスだと全く違いそう」というイメージを持たれる方が大半だと思います。実際に扱う対象は大きく違い、私が専門としていた宇宙物理、中でも宇宙論という分野では対象としては空間そのものを扱い、単位として距離(Mpc:メガパーセク=大体300万光年)がよく用いられます。バイオインフォでは塩基配列を対象として扱い、単位としては数(kbp:キロベースペア=1000塩基対)がよく用いられます。

このように扱う対象や量は全く違いますが、データ解析やプログラムのソースになると、実はソースに書くべきことは殆ど同じです。if文で条件分けしてそれぞれに適切な処理を施し、結果を出力します。データを組み合わせて欲しい量を取ってくる、という概念は双方の分野で共通しているので、実際のバイオインフォに関するプログラミングでも、宇宙物理で培ってきたプログラミングの考え方が役立つことは多くあります。

一つの分野でプログラミングを使えるようになると、色々なことに応用できるので、プログラミングに興味がある人は是非恐れずに挑戦してみてください。