アメリエフの技術ブログ

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最先端の技術で、創薬やヘルスケアを発展させたいエンジニア集まれ!【役員対談】

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新しい理療や新薬「開発」における、現場のニーズを叶えていく

取締役COO 金:エンジニアのマネージャー募集を始めた背景を教えてください。

代表 山口:アメリエフは創業から一貫して、生命科学研究のデータ解析を通して研究成果を生み出すことや、研究成果を社会実装して社会に役立てることに携わってきました。 その強みを軸に、新薬の開発や治療に役立つ医学研究において、最先端の生命科学研究が生み出す大量のデータを活用するためのバイオインフォマティクス技術を提供しています。

取締役COO 金:生体情報の解析手法は日々更新されていますので、それを顧客のデータに対して適用し結果を導くプロということですね。

代表 山口:はい。ゲノムを始めとする多種多様なオミクス情報や健康診断などで得られるリアルワールド情報を扱う中で、情報の収集・蓄積・分析・統合するシステムの必要性を強く感じるようになってきました。これは基礎研究よりも新薬や治療法の「開発」の現場でそのニーズがあることがわかりました。そこで、20年9月30日にPHCホールディングスのグループに入り、臨床検査や創薬開発に携わることで、事業拡大を進めていきたいと考えています。

「宝の山」を社会実装へ繋げていく

取締役COO 金:データを活用して医療や健康のありかたをバージョンアップする面白そうな分野ですが、馴染みのない単語が多くちょっと難しそうな仕事ですよね、と面接のときもよく言われます(笑)。この分野に、エンジニアがチャレンジするメリットはありますか。

代表 山口:精密医療(プレシジョン・メディシン)によって、個人の体質や生活習慣に合わせて診断や治療を個別化していく流れが進んでいますが、個人情報保護法やプライバシーの観点から、実際に患者さんの生の情報に触れられる機会はなかなか得られないのが現状かとおもいます。これらの情報は統計学の視点からは「宝の山」なのですが、現状では社会全体として活かしきれていない部分があるので、実際のデータを扱い社会実装まで実現するシステム開発に携わることができる点が仕事の醍醐味になるとおもいます。また、蓄積された大量の情報を活用することは、機械学習等によって新しい知見を得ることやデジタル創薬、デジタルヘルスケアに直結しますので、システム開発プラスアルファの経験を積めるとおもいます。

取締役COO 金:なるほど。製薬やヘルスケア業界での、業務効率化を目的としたDXというより、価値創造の本質的な部分を担うイメージですね。

代表 山口:研究開発のDXともいえますが、実際の業務としては、データ解析を担当しているライフサイエンスチームと連携し、お客様が研究開発に用いるデータ解析のシステムやインフラ環境の開発をご担当いただきます。バイオデータの解釈や解析のロジックはライフサイエンスチームが担当しますので、入社時点でバイオの知識は必要ないです。バイオデータ解析技術はお客様に提供しているトレーニングを受けることで効率的に身に着けることができますし、アメリエフには教え助けう文化があります。ただ、難しい内容も多いと思いますので、仲間との学びを大切にして、積極的に会話することで、スキルアップにつなげてほしいですね。

取締役COO 金:お客様は、国立研究所、製薬会社、食品会社、化学メーカーが多いです。ビジネスを理解しやすいという点ではこれらの業界との接点は役立つと思いますが、実際はどんなユーザが何をシステムでできるようになりたいか、という顧客課題の解決にエンジニアリングの技術で取り組むのが、メインのお仕事です。社員も、物怖じせず、お客様とコミュニケーションをとって、課題を明確化し、提案をしていくように心がけています。

代表 山口:今後発展が期待されている精密医療分野では、センシング技術やIoTデバイスの発展、測定技術の進歩によって今以上に多種多様で大量のデータが得られることが確実となっています。日進月歩の分野でもあるため、常に勉強というかインプットし続けることが重要です。顧客企業の研究員やその先にある社会的な課題を踏まえながら、新しい提案や改善を続けることが求められます。

取締役COO 金:それでは最後に、マネージャ―に期待していることを教えてください。

代表 山口:研究開発分野のDXを通して社会課題を解決することは比較的新しい分野なので、業界全体として人材もノウハウも足りず、試行錯誤しながら事業拡大を進めています。一緒に最先端の医療や生命科学分野にコミットして、創薬やヘルスケアを発展させたい、社会課題を解決して少しでも社会を良くしたいという熱意のあるかたと一緒に働きたいとおもいます。

取締役COO 金:ありがとうございました。皆様のご応募お待ちしています!