Rの非常に有名なテストデータの一つ「iris」は、
アヤメの花弁の長さ・幅、ガクの長さ・幅のデータです。
※アヤメのガクは、黄色い筋が入っていて外に垂れ下がっている部分です。
setosa(セトサ)種、versicolor(バージカラー)種、
virginica(バージニカ)種という3種について
各50サンプルの情報が入っているので、
種間で花の大きさを比較することができます。
Celebrating Wildflowersというサイトにこれら3種の
生息地や特徴や写真が載っていました。
セトサ種
アラスカなどに分布していて、葉は30センチくらい、
ガクのわりに花弁がとても小さいそうです。
バージカラー種
アメリカの北のほうに分布しているそうです。
バージニカ種
アメリカの南のほうに分布していて、葉は1m近くに
なるそうです。
北の花(ラベンダーとか)は小さく、南の花(ラフレシアとか)は
大きいイメージがありますが、やはり南にいくほどアヤメも
大きくなるのでしょうか。
irisの花弁(Petal)の長さと、ガク(Sepal)の長さの箱ひげ図を
Rで描いてみると、確かにセトサ種は「ガクのわりに花弁がとても
小さい」ようです。
> par(mfrow=c(1,2))
> boxplot(iris$Petal.Length~iris$Species, main="Petal Length")
> boxplot(iris$Sepal.Length~iris$Species, main="Sepal Length")
ぜひ日本のアヤメとも比較してみたいと思うので、
どなたか、50本のアヤメの花束を私に贈ってください!