こんにちは。Kitanoです。
突然ですが、皆さんは「CentOSにおける2TBの壁」というものをご存知でしょうか? これは、サーバ構築時やfdiskコマンドによるパーティション作成の際に、2TB以上のパーティションの作成ができないという問題を示した言葉です。
つまり「3TBのHDDを購入しても3TBのまま使えない」と言うことです。
しかし、バイオインフォマティクスにおいてはデータ量が膨大であり、バックアップを取る際など大容量のHDDを必要とする場面が少なくありません。
そのような場合、今回ご紹介する方法であれば、簡単に「2TBの壁」を超えることができます。
その方法とはディスク・ユーティリティによるパーティション作成です。
まず、ディスク・ユーティリティを開きます。
ディスク・ユーティリティはCentOSのGUI操作により開くことができます。
(スタート画面の左上)アプリケーション>システムツール>ディスク・ユーティリティ
次に、ディスク・ユーティリティ内のストレージデバイスに表示されているHDDの中から、使用したいHDDを選択します。
最後に、「ドライブをフォーマット(D)」を選択し「GUIDパーティションテーブル」に指定した後、フォーマットを行います。
これで完了です。ただし、最後の手順の際にHDDをフォーマットするため、データ管理には注意が必要です。
後は、使用したい場所にマウントするだけで、大容量のHDDを使用することができます。
この方法であれば、特別なCUI操作も必要なく、「CUI操作が苦手」と感じておられる方でも比較的簡単に行えるのではないでしょうか。
ぜひお試しください。