昨日は遺伝統計解析である連鎖解析について記述しました。
連鎖解析のためのオープンフリーツールソフト(以後、連鎖解析ツール)が紹介されているサイトをご紹介します。
コチラのHPをご覧ください
解析ごとに分類わけがしてあり、とても使いやすいサイトであると思います。
こちらのサイトにはGenehunterやLinkage、Merlin、Solarなどの連鎖解析ツールが紹介されています。
上記のツールでは、パラメトリック連鎖解析、ノンパラメトリック連鎖解析やLODスコアの算出などを行う事が可能です。
本日は、パラメトリック解析の理論を図にしてみました(下図参照)。
DNAマーカーが偶然に疾患遺伝子(単一座位の遺伝子)と共に遺伝する確立は1/2です。
一方、疾患遺伝子のごく近傍に存在するDNAマーカーは、1/2より高い確率で疾患遺伝子と共に遺伝します(という仮定を立てます)。
パラメトリック解析は、上記の原理を用いた解析手法で、ヒトゲノム中に存在する多数のマーカーを調べ、原因遺伝子が存在する候補領域を検出し、疾患と最もよく対応しているマーカーのごく近傍にある原因遺伝子を特定する方法です。